最近KINOT(キント)って聞きますね。トヨタ自動車さんが立ち上げた、全部こみこみのサブスクで車に乗れるっていうサービスです。
HPから金額を確認できますが、この値段で何も気にせずに乗れるならいいんじゃない?と思いますが
大変大きな落とし穴があるので、それも考えてシミュレーションで答えを出しました。
KINTO(キント)とローン残価設定の違い
KINTO 残価設定 ローン コミコミの違い
含まれる費用一覧
KINTO | 残価設定 | ローン | |
車両本体価格 | 含む | 含む | 含む |
メンテ代 | 含む | 含まない | 含まない |
自動車税 | 含む | 含まない | 含まない |
車検代(法定費用含) | 含む | 含まない | 含まない |
保険代 | 含む | 含まない | 含まない |
駐車場代 | 含まない | 含まない | 含まない |
KINTO ひとこと説明
上記表のとおり、面倒な維持費や、クルマの気にしないといけないことは殆ど含まれて、月々の支払さえすれば、
まるなげ状態です。駐車場はさすがにご自身で準備・管理は必要ですね。
残価設定 ひとこと説明
月々の支払は、通常ローンと同様に車両本体価格の割賦となります。
その金額が通常のローンに比べて低く抑えられるものです。(設定年数後、車両返却または残価を支払って購入)。
維持費は別途自分で支払って管理していく。
通常ローン ひとこと説明
普通のローン。車両本体価格の割賦。
維持費は別途自分で支払って管理していく。
KINTOはお得か?金額シミュレーション
ここでKINTOがお得かをシミュレーションします。
結果を先にいいますと、車を乗っている間は、
表面上お得に見えます。
しかし、クルマが自分のモノにはならないので、
結局高くつきます。
★前提条件★
車両 :プリウス Gグレード
本体価格 :334万円
設定期間 :5年
通常ローン金利 :1.5%
残価設定ローン金利:3.9%→1.5%
(3年残価設定、返却せず再ローンで車を買取る)
5年残価率 :60%(リセールバリュー)
月々の支払比較シミュレーション結果
表面上の月々負担と、支払総額
KINTO | 残価設定 | ローン | |
車両本体価格 支払総額 | 0 | 362 | 347 |
メンテ代 | 0 | 5 | 5 |
自動車税 | 0 | 4 | 4 |
車検代(法定費用含) | 0 | 6 | 6 |
保険代 | 0 | 49 | 49 |
費用 総額 | 348 | 426 | 411 |
月々換算(平均) | 5.8 | 7.1 | 6.8 |
こう見ますと、一見KINTOが安く見えますが、落とし穴があります。
それは、KINTOはクルマが残らない、ということです。
落とし穴
本当の月々負担と、支払総額
KINTO以外は、車両本体代を支払ったあと、自分のものになりますので、それを売却するとします。
すると。。。
KINTO | 残価設定 | ローン | |
車両本体価格 支払総額 | 0 | 362 | 347 |
メンテ代 | 0 | 5 | 5 |
自動車税 | 0 | 4 | 4 |
車検代(法定費用含) | 0 | 6 | 6 |
保険代 | 0 | 49 | 49 |
車両売却額 | 0 | ▲220 | ▲220 |
費用 総額 | 348 | 226 | 211 |
月々換算(平均) | 5.8 | 3.8 | 3.5 |
シミュレーション考察
以上のように、残価設定やローンで支払って、最後は売却するほうが断然オトクという結果となりました。
単に、表面上の値段で考えてしまうと、割高な買い物となってしまいますので、よく考えて契約することが大切だと思います。
結局どう買うのが一番オトクなのか
これは、現金一括 VS カーローン VS 残価設定型ローン の戦いとなります。
一番いいのは、もちろん「現金一括」ですが、なかなかそうもいきませんよね。
どのようなローンがいいのかは、こちらの記事でまとめてますので、一度ご覧くださいm(_ _”m)
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